思うところあり、独自のレンタルサーバを使うことにした。URLも変更となる。
http://hiog.net/
1日にしては、ここまでよく移行できた。まだ、完全に引っ越しできていない。少しずつチューニングを進める。
しばらくは平行してエントリするつもり
20110904014130
【このサイトの備考の最新記事】
p9.空腹か満腹かも関係なかった。つまり、法則はどうあがいても変わらない。容器が大きいほど、食べる量が増えるのだ
p14.脳は、全体でひとつではない。実際、心理学の一般的な見解によると、脳ではつねにふたつのシステムが独立して働いている。ひとつ目は、これまでに説明してきた「感情」だ。苦痛や快楽を感じる人間の本能的な部分だ。ふたつ目は、「理性」だ。これは熟慮システムや意識システムとも呼ばれている。じっくりと考え、分析を行い、未来に目を向ける部分だ
p15.目の前の満足を求める象の欲求は、象使いの強みとは正反対だ。象使いの強みとは、長期的に考え、計画を練り、先を見すえることだ(いずれも象には苦手なことだ)。しかし、象には大きな強みがあり、象使いにも致命的な弱みがある。ぞうはいつも悪役というわけではない。象のとりえは豊かな感情だ。愛、思いやり、共感、忠誠心。子どもを危害から守らなければという強い衝動。自分を守ろうとするときの背筋か引き締まる感覚――それが象だ。そして、さらに重要なのは、変化を起こそうとしているとき、それを実行に移すのは象だということだ。この象の強みと対照的なのが、象使いの大きな悩みだ。象使いは頭を空回りさせてしまう。ものごとを分析しすぎたり考えすぎたりする傾向があるのだ
p18.実は、セルフコントロールを使い果たしてしまったのだ。心理学者たちは、これと似た数々の研究で、セルフコントロールが消耗資源であることを発見している。ダイコンを食べた学生は、クッキーの誘惑に逆らうことで、セルフコントロールを使い果たしてしまったというわけだ
p25.抵抗しているように見えても、実は戸惑っている場合が多い
p27.人を変えたければ、とびきり明確な指示を与えなければならない。象使いが頭を空回りさせずにすむからだ。「もっと健康的に行動しよう」と伝えても、解釈のしかたはいくらでもある。象使いはとめどなく選択肢を探ることになるだろう
p36.次の3つを行えば変化を引き起こせる。@象使いに方向を教え、A象にやる気を与え、B道筋を定めるのだ
p42.スターニンの戦略とは、村人たちに「ブライト・スポット」、つまりお手本となる成功例を探してもらうことだった。貧乏なのに健康な子どもがいるということは、栄養不足は必然ではないということになる。さらに、健康な子どもがいるというだけで、実用的ですばやい解決が可能だという希望をもたらすことになる
p45.もっとも重要なのは、それが彼女たち自身の変化だったという点だ。つまり、村特有の知恵から生まれた変化だった。スターニンは、母親たちに「自分たちでも栄養不足を解消できる」と理解させる役割を果たしたにすぎないのだ
p55.解決志向療法のセラピストは、「問題がなくなっていると思う最初の小さなサインはなんですか?」という質問をすることで、患者を奇跡の最初のサインに着目させようとしている。これは、壮大すぎて実現不可能な答えを避けるためだ。たとえば、「銀行口座が満額で、仕事が好きでたまらず、結婚生活は順風満帆」というような答えを避けるのだ。患者が具体的で明確な進歩のサインを認識したら、セラピストはふたつ目の質問に移る。おそらく、ひとつ目の質問よりも重要だ。それは「例外の質問」だ。「最後にほんのわずかのあいだでも奇跡が見えたのはいつですか?」たとえば、アルコール依存症の患者には、「1時間か2時間でも最後に酒を我慢できたのはいつですか?」と尋ねる。あるいは、先ほどの例に登場した妻には、「最後に夫から真剣に話を聞いてもらえていると感じたのはいつですか?」と尋ねる。これは巧妙な戦術だ。セラピストがそれとなく伝えようとしているのは、患者が自分自身で問題を解決できるということだ。実際、患者は少なくとも一定の場面では、すでに問題を解決しているという証拠を挙げている
p61.ジェネンテックのマネジャーに対して公平を期すために、実際にふたりの営業担当者が単なる例外だという可能性があったとしよう。それでも、マネジャーたちは好成績を反射的に「悪いニュース」と決めつけたことになる。これは、象使いの分析能力には限りがないというよい教訓だ。象使いがでしゃばりすぎると、成功でさえ問題に見えてしまうものなのだ
p67.心理学者が感情をあらわすすべての英単語を分析した。すると、全558単語のうち、ネガティブな単語は62パーセントで、ポジティブな単語は38パーセントしかないことがわかった。これはショッキングな差だ。古い都市伝説によれば、エスキモーは雪に関して100種類の単語を使い分けているという。まさに、ネガティブな感情は、私たちにとってエスキモーの雪のようなものだ。このネガティブな偏りは感情だけにとどまらない。全般的に、私たちはもともとネガティブな面に着目する傾向にある。心理学者のグループが200以上の文献を確認した結果、人間の行動や認知の幅広い範囲で、「悪は善よりも強い」という一般原則が成り立つという
p72.ここで起きたのは、「意思決定の麻痺」だ。選択肢が増えると、それがどんなによい選択肢でも、私たちは凍りつき、最初の計画に戻ってしまう
p103.そこで、学年度の初め、彼女はクラスの目標をこう宣言した。「今年度の終わりまでに、3年生になりましょう」。彼女はこれなら生徒全員の心をつかめるとふんでいた(もちろん、ほんとうに3年生になるわけではない。3年生レベルのスキルを身につけようという意味だ)。この目標は1年生の心理にぴったりだった。1年生は、3年生がどんなものかを知っている。大きくて、頭がよくて、かっこいい。オリンピック選手の優雅さや力強さにほれぼれしているときに誰もが感じる気持ちだ。彼女が最初に取り組んだのは、教室に学習という文化を根づかせることだった。彼女は生徒を「学者さん」と呼び、お互いにそう呼ばせた。誰かが教室にやってくると、彼女はクラスを「学者の集団」と紹介し、生徒たちにその言葉の意味を説明させた。「学者というのは、学ぶために生きていて、それが得意な人のことだよ」と生徒が叫ぶ。その学者たちは、家に帰ったら学んだことを家族に教えるよう言われた
p132.リフキンは、「電話を125回以上かける」、「同僚の仕事を引き合いに出す」といった大事な一歩の台本を書いただけではなく、「『インスティチューショナル・インベスター』誌のトップ5に食いこむ」という目的地も指し示した。それは、調査部門の誰もが理解でき、目指そうと思う目標だった
p133.他の調査部門は、この薬剤の主要市場をひとつ特定していた。しかし、シアーソンのアナリストは、ほかにも市場があるのではないかと考えた。赤血球の産生を促す薬剤には、ほかにもきっと使い途があるにちがいないと推測したのだ。そこで、彼らは調査に取りかかった。フレッド・フレンケルはこう語る。「アナリストとアシスタントが全員で電話をかけまくりました。世界中の100の病院や薬局に電話し、薬剤の潜在市場を評価しました。データが出そろうと、アムジェンは数十億ドル規模の薬剤を手にしていることがわかったのです。アナリストとアシスタントがひとりずつでは、どの調査部門もこんな予測を立てることはできなかったでしょう」
p175.思っていたよりもゴールラインの近くにいると感じさせるのが、行動を促すひとつの手なのだ
p215.フリードマンとフレイザーは、この戦略を「ドアに足をはさむ」テクニックと呼んだ。いったん小さな安全ステッカーを受け入れたことで、家のオーナーが巨大な安全運転看板を受け入れる可能性が大幅に増したのだ
p215.「カリフォルニアをいつまでも美しく」という嘆願書が安全運転の取り組みの第一歩になるとは思っていなかった。ふたつはまったく関係がない。しばらく考えた結果、ふたりは嘆願書の署名によって家のオーナーのアイデンティティ意識に変化が生じたのではないかと推測した。フリードマンとフレイザーはこう記している。「いったん要求に同意することで、考え方が変化するのかもしれない。そして、自分はこういうことをする人間だ、他人の要求に手を貸す人間だ、自分の信じることを実行に移す人間だ、よき行いには協力する人間だと自覚するようになるのかもしれない」
p222.ほぼあらゆる場面でしなやかマインドセットの持ち主のほうが成功する。しなやかマインドセットの持ち主は、行動の幅を広げ、リスクを冒し、意見を受け入れ、長期的な視野で考えるため、人生や仕事でまちがいなく進歩を遂げるのだ
p227.ビジネスの世界では、私たちはしなやかマインドセットを暗黙のうちに否定している。ビジネス業界の人々はふたつの段階に分けて考える。計画段階と実行段階だ。その中間に「学習段階」や「練習段階」はない。ビジネスの観点では、練習は粗末な実行でしかない。結果がすべてだ。「どうやるかなんて関係ない。とにかくやれ!」しかし、変化を生み出して持続させるには、スコアの記録係でなくコーチのように行動する必要がある。しなやかマインドセットを取り入れ、チームに吹きこもう。なぜしなやかマインドセットがそれほど重要なのか? 大規模な組織を研究しているハーバード・ビジネス・スクールのロザベル・モス・カンター教授は、「途中のすべてが失敗に見えることがある」からだと述べている。結婚セラピストのミシェル・ウィーナー=デイヴィスも同じような発言をしている。彼女は「持続する変化とは、3歩進んで2歩下がるようなものが多い」と話す
p256.半年の試験期間で、ミスは47パーセントも減っていた。「息をのみました」とリチャーズは語った。データが出ると、嫌悪感は薄れていった。この結果に感銘を受けて、「チョッキは必要ない」と主張したひとつの病棟を除く全病棟が投薬チョッキを採用した。すると、病院全体が導入を開始した最初の月に、ミスは20パーセントも減った。ただし、ある病棟だけはミスが増えた(どの病棟かはおわかりだろう)。全員に嫌われても効果のある解決策は、間違いなく巧妙な解決策といえる。実際、あまりにも効果的だったため、嫌悪は熱意に変わっていった
p256.航空業界では「無菌操縦席」という規則(sterile cockpit rule)を採用している。上昇中か下降中かにかかわらず、航空機が1万フィート未満を飛んでいる場合は、飛行に直接かかわる内容を除き、コックピット内での会話を禁止するという規則だ
p269.ウェストンは顧客サポートのトップとしてデイヴィッド・ブライスを雇った。最初のミーティングで、ブライスはラックスペースを「顧客サポートにびくびくする企業」から「サポートに夢中な企業」に変えるとチームに宣言し、「ラックスペースは熱狂的なサポートを提供する」という野心的な標語を壁に掲げた。このフレーズはすぐに浸透した
p271.会社は「ストレートジャケット賞」という賞を設けた。正気を失うくらいサービスに熱中している従業員に授与される賞で、トロフィーとしてラックスペース・ブランドの本物の拘束衣が授与される(これは象のアイデンティティに訴えかけている。「私たちは熱狂者だ。だから特別な存在なのだ」)
p282.アクション・トリガーに期待以上の価値があるのはそのためだ。ゴルヴィツァーによると、人は「意思決定の事前装填」を行うとき、「行動の支配権を環境に委ねる」のだという。アクション・トリガーは「心を惑わす誘惑、悪い習慣、対立する目標から目的を守りぬく」効果があるとゴルヴィツァーは述べている
p312.ウィンステンと彼のチームは、ゴールデン・タイムの160以上のテレビ番組のプロデューサー、脚本家、役者と手を組み、プロットの各所に指名ドライバーのシーンを自然に組みこんだ。さまざまな番組に指名ドライバーを取り上げるひとコマが登場した
p320.キャンペーンの目標はふたつだった。ひとつ目は、援助交際を揶揄するニックネームをつくり出すこと。タンザニアのナイトクラブで、客同士が「あの男がファタキってやつだな」という会話を交わすのを耳にするようになることが制作チームの目標だった。ファタキをからかってもかまわないとなれば、地位的に優位な年配の男性や裕福な男性に対抗することができる。キャンペーンのふたつ目の目標は、ラジオ・コマーシャルの行動をモデル化することで、友人、親戚、教師、さらにはウェイトレスなど、他人の「介入」を促すこと。「若い女性に気を配るのはあなたの責任。大切な人をファタキから守ろう!」というメッセージを届けることだ
p324.IBMの元CEOルイス・ガースナーは「IBMでの約十年間に、わたしは企業文化が経営のひとつの側面などではないことを理解するようになった。ひとつの側面ではなく、経営そのものなのだ」と述べている
p330.社会運動について研究する研究者たちは、このような場所を「フリー・スペース」と呼んでいる。つまりグループの多数派メンバーに気づかれることなく、改革論者が集まって集団行動の準備を行える小規模な集会だ。フリー・スペースは、社会の変革を促すうえで重要な役割を果たすことも多い。たとえば、公民権運動のリーダーたちは、南部の黒人教会をフリー・スペースとして利用し、活動の準備を行った
p338.子どもがちゃんとしてくれない場合には、カズディンはこうするようアドバイスしている。「”全体の一部でもしてくれていないだろうか”と考えるのです。たいていの場合はしているはずです。そうしたら、その部分に着目して、”○○をしてくれてえらいわね”と言うのです」 カズディンの指摘によると、一定の状況では親たちはこのような励ましを本能的に行っているという
p341.心理学者のいう「単純接触効果」。つまり、何かに接すれば接するほど、好きになっていくという現象だ。たとえば、エッフェル塔が建てられた当初、パリ市民は嫌っていた。美しい町並みを中途半端な骨組みが汚していると考え、猛烈に抗議した。しかし、時とともに、世論は「嫌悪」から「容認」、そして「崇拝」へと変わっていった。最初は人気がなく認知度の低い変革運動も、単純接触効果によって、慣れるとともに好意的にとらえられるようになっていくのだ。また、「認知的不協和」もプラスに働く。人間は、行動と思考が食い違うのを嫌う。したがって、小さな一歩を踏み出し、新たな行動を取りはじめると、自分の行動を否定するのはどんどん難しくなっていく。同じように、行動が変わると、自己像も変わりはじめる。そして、アイデンティティの進化とともに、ますます新しい行動が強化されていくのだ。ケルマンによると、「単純接触効果」や「認知的不協和」は、変革活動が最初から成功しなくても生まれるという。つまり、このふたつは「小さな成功」の結果として生まれるわけではなく、むしろ時がたつにつれて自然に生まれるということだ。したがって、変化の初期段階では、惰性は強力な敵となるが、ある時点で「変化に逆らう惰性」から「変化を支える惰性」へと変わる時が来るというわけだ
p346.@象使いに方向を教える、(1)ブライト・スポットを手本にする、(2)大事な一歩の台本を書く、(3)目的地を指し示す。A象にやる気を与える、(1)感情を芽生えさせる、(2)変化を細かくする、(3)人を育てる。B道筋を定める、(1)環境を変える、(2)習慣を生み出す、(3)仲間を集める
p25.子どもの脳の発達過程を考えると、赤ちゃんのころにお母さんがたくさん声をかけることが非常に重要です。私はかつてアメリカの大学で働いていましたが、アメリカでは出産後にすぐ職場に戻る女性が多いことに疑問を感じました。脳が急速に発達する時期に、赤ちゃんとお母さんが離れるのはできるだけ避けたほうがよいからです
p42.とくにお子さんがいる方は、子どもの前で学校や塾の先生のことを悪く言ってしまわないように気をつけたいものです。これまでの説明からわかるとおり、子どもが能力を発揮するためには、指導者を好きになることが大変重要な鍵となります
p45.脳は正直なものですし、病気はうそをつきません。「本当にダメだ」と思ったら、その場から離れたり、休んだりしてもいいのです
p47.私が日本大学医学部板橋病院で救命救急センターを立ち上げた際に、医師、看護師、検査技師、事務担当などのすべてのスタッフに課したことがあります。それは、「否定的な言葉をいっさい、使わない」ということ。私がほかに求めたのは「明るく前向きでいること」「チームの仲間の悪口を言ったり、いじわるをしないこと」といったもの
p51.笑顔を浮かべていると、否定的なことや暗いことは考えにくいものですが、これは顔の筋肉とA10神経群が密接に関連しているからです。否定的な感情が脳のパフォーマンスを落としてしまうことは、これまでに詳しく説明してきましたが、努力してでも笑顔をつくると、否定的な感情が生まれにくいので、結果的に脳の力を発揮するつながるのです
p91.自己報酬神経群を働かせるコツをまとめると、「目的と目標を明確にし」「ゴールを意識せず」「主体的に、自分がやってやるという意思をもって」「達成のしかたにこだわる」「目標の達成に向けて一気に駆け上がる」――ということになります
p105.実際に脳低温療法による治療の成果は上がり、救命救急センターでは、瞳孔が拡大した患者さんの約4割が回復を遂げるまでになったのです。「日大の救命救急センターでしかできない特殊な治療法だ」と言い出した医師もいましたが、もちろんそんなことはなく、現在ではアメリカの心停止患者蘇生治療のガイドラインにも採用されています。元サッカー日本代表チーム監督のイビチャ・オシム氏も、この脳低温療法によって元気になられた1人です。くり返し考えること、そしてあらゆることを考えたつもりでも、「ひょっとしたら」と思ったら、手を抜かずに吟味すること。そのたゆまぬ検証と吟味のくり返しによって、素晴らしい医師や看護師が育ち、脳低温療法といった画期的な療法も生まれたのですp107.くり返し考えるときは、要所、要所で考えを整理することが大切です。緻密に思考を重ねて行くには、途中で検証し、修正を加える必要がありますから、大事なことは考えっぱなしにせず、紙やパソコンを使って整理しておくのです。
p109.手軽なやり方としては、日記を活用する手があります。私は、水泳選手に限らず、さまざまなプロスポーツ選手に脳機能の生かし方を話す機会があるのですが、優秀な選手たちはほとんど全員、日記を書いています。それも、最近は調子がいいといった漠然とした内容ではなく、「今日はここができた」「いまの課題はここにある」といったことを記録しているのです
p140.姿勢が悪いことがなぜダメなのかは、実は空間認知脳から説明することができます。姿勢が正しく保たれていないと、身体のバランスが崩れてしまい、空間認知脳は働きにくくなるのです。正しい姿勢、水平な目線を維持すると、物事を正確に理解したり、身体をコントロールしたりすることがしやすくなります。美しい立ち姿や歩き方などを鍛えるのは、文武両道につながると考えてください。超一流といわれる人、特に運動選手で、姿勢が悪い人はいません。これは「超一流だから姿勢がいい」のではなく、「姿勢がいいから超一流」になれたのです
p146.空間認知脳を低下させる習慣としてあげられるのが、字を雑に書くこと。字をきちんと書かない人は、空間認知脳を鍛えていないことになり、文武両道の才能を育てていないことにつながっていきます。文字は、しっかり丁寧に書くことを心がけましょう
p24.どこへ行くにもオレンジを持っているという話題を出すと、変な顔をされたりもする。小さなかごか紙袋に入れて持ち歩いていると必ず「中身は何?」という質問を受ける。誰しもそう聞かずにはいられなくなるので、オレンジは会話を始めるよいきっかけになる。オレンジは私の変革の象徴となった
p25.私はいまだにオレンジの味に飽きることはない。私にとってオレンジは自由の味わいだ。正しい道を進んでいると感じさせてくれる味だ。オレンジは、私の変革する力、古い習慣を打ち破る能力、人生へのアプローチが具体的な形をとったものである。私には、そのようなしるしが必要だったのだ。同じく、心から人生の変革を願っている誰にもそのようなしるしが必要であると私は論じたい
p49.ブランディングは、シンプルさとスケールだ。私たちは、ごく基本的なものに興奮する。多くの場合、人は小さなことには目を向けず、もっと大きなものにひかれる。だからマーケターなら、大きく考え、素早く行動することだ。マーケティングにはF1のようなアプローチが必要だ。素早い反応、先を見る目、明確な目標。カシアス・クレイは「俺こそ最も偉大(I am the greatest)」と宣言することでモハメド・アリとなった。1964年2月のヘビー級王者ソニー・リストンとのタイトルマッチの前までは、アリはカシアス・クレイの名で知られていた。戦いの前、彼は「俺こそ最も偉大」という詩を書いたのだ。彼は試合に勝った次の日、今日知れ渡っているその名「モハメド・アリ」を新たに名乗ると公表した。他のスポーツ選手がかつて誰もなしえなかった方法で、文字通り自身をつくり変えたのだ
p53.あなたというブランドを定義づけ、よりよい新しい自分を構築する上では、ときにやかまし屋、暴君、嫌なヤツになる必要もあるかもしれない。あなたには「ごほうび」を受ける価値があると思ってくれる好意的な友人こそ、あなたを新しくブランド化するうえでの最大の敵だ。集中を切らさないために、そして軌道から外れないためには、「利己的」、「自己陶酔的」、「自己中心的」など、あらゆる意味で自分本位になる必要がある
p71.いつ何を質問しても、祖父の最初の返事はいつも同じだった。「考えてみたのかね、ピーター?」と祖父は例外なく聞いてきた。それに対し私はこう答えたものだ。「うん、考えたよ、おじいちゃん」しかし祖父はさらにたたみかけた。「いやいやピーター。よくよく考えてみたのかね?」
p147.私たちのつけたスローガンは、「遅れよう(Be Late)」だった。これは腕時計やその品質に関して述べたのではなく、コンコルドの腕時計を身につけている女性に関して述べたものだった。その女性の人生や時間管理能力についての広告だった。この腕時計を身につけている女性は、どんなイベントであれ、遅れるゆとりがあるのだ
p157.ここに、成功する、あらゆるブランディング・キャンペーンの基礎だと私たちが考える方針で、実際に私にも適用されたものを列挙する。・ニュースと新味(ニューネス)を生み出す。・アピールを拡大しながら、現在の顧客を維持する。世界基準でプログラムを翻訳する。・高度な差別化を示す。・ブランド・イメージに活力を与える。・社会との関連性が欲しければポップ・カルチャーを開発する。・機能的にも感情的にも、ブランドが約束することに背かないよう行動する。自分自身をブランドとして思い描いてほしい。企業は、快感や自己満足を得るためには、ブランドを戦略から外したりはしない。つまるところ、安定してメッセージを届け続けるためには、ブランドが支持基盤に責任を持つべきなのだ
p177.あなたはトラになる必要がある。トラになることは、自分の核となるミッションに関して、ただ自分にだけ集中することを意味する。私の場合、ミッションは自分の健康と幸福だった。自分の内なる獣の声を聞き、なれる自分になるのを誰にも何にも邪魔させないということだ。トラになるとは、主導権を取り戻すことだ。私は、先に述べた言い訳をどれも使うことをやめ、上の娘が中学校を卒業する前にトラになった。卒業式後の祝宴では、自分の食事を持ち込んで食べた。誰もが鶏肉やヒレ肉を食べている中で、私はラディッシュや海草類、チェリートマト、焼き野菜などをパリパリと食べてはばからなかった。周りは皆、今まで会ったことのない教師や他の子の親たちだったが、当然誰もが私の食べ物について聞いてきた。私がミッションの途中なのだと説明すると、彼らは理解してくれた。教師も他の子の親たちも、みんな協力的だった。人々は、使命を帯びた人を尊敬するものだ。自分にとって何が一番よいか計画することによって、特別な手はずを整えることにはなったが、その夜、私はトラになった。驚いたことに、そうすることはまったく恥ずかしくなかった。事実、それは自由を得ることに他ならなかった
p189.184キロもあるのに82キロまで落とすとは、あまりにクレイジーじゃないか。しかしそれが、私のやったことだ。クレイジーさは、常にいいものだ! アロンネ医師も、私がそこまでできるとはこれっぽっちも思っていなかっただろう
p201.ミラノ公はレオナルドからの手紙に返事をしなかったが、レオナルドを雇って16年間働かせた。私がその手紙について触れたのは、そこに重要な教訓があるからだ。レオナルドのような天才ですら、頼まずには自分の欲しい物を得られなかったことを思うと、あなたや私のような人間が、頼まずに得られるものなどあるだろうか。レオナルドは、高慢なセルフ・プロモーターではなかったし、特に売れっ子でもなかった。だから、私たちのように、彼もまた、自分の新しい事業を売り込まなければならなかったのだ
p210.その時マーサと一緒に決めたのは、私がやせてゆくにあたって、服は手持ちのものを仕立て直し、可能な限り新しい服を買うことは避けようということだった。そうすれば、ウエストがゴムのカーキ色のパンツとはみ出したシャツという、お決まりの格好から、うんとちいさなサイズのまったく新しいテーラードスーツばかりのワードローブへと変化することになるので、誰もが、特に私自身が驚愕すると思われた。だから私は、できる限り昔どおりのファッションスタイルのままでいた
p220.あなたが自分の変革に着手するにあたって、こういった数々の例を心にとめておくことだ。そして、それらの企業が犯した失敗についても、同様に心にとめておくのだ。人生において大胆に大幅な変革を起こそうとしたら、うまくいかないこともある。ほとんどの場合、失敗は乗り越えられるものだ。道を行くにつれて、失敗の一つや二つあるだろうと、予測しておこう。そして犯した間違いと、自分が前進しているしるしとして受け入れるのだ
p226.それらのレストランに足を運び、私はダイエット中であり、以降は今までとは大幅に違う食生活を営むと宣言した。おどおど言うのではなく、堂々とそう告げた。これからよいことが起こりそうだという期待で、私は気分がよく、自信に満ちていた。そして人々は私の態度をみて、よい刺激になるとか、触発されると感じたようだった。今ではレパートリーを増やして、フォーシーズンズやサン・アンブレなど多くのレストランを利用するが、どこも私の特別なお願いを喜んで聞き入れてくれる
p228.何キロかやせ始めたとはっきりわかるようになってきたら、人々がダイエット成功の秘訣を聞いてくるようになったが、私はいつも、何の秘訣もないと言った。私は公然と正直にしていた。ダ・シルヴァノやノブ、ハツハナなどに行って、そこのシェフたちが私のために開発してくれたメニュー外の特製品を食べて、私がいかに楽しんだかを時々話してあげた。「どうしたら彼らがそんなサービスをしてくれるの?」と人々は必ず知りたがった。「私が頼んだからだよ!」人生において、ただ考えを共有するだけでなく、欲しい物事を頼んで求めることが重要だ。私たちは、恥ずかしがったり、注意深すぎたり、恐れたりして、頼むことをためらってしまいがちだ。しかし、恥やためらいを捨てて、「正しいやり方で」頼むことも重要だ。頼んでみなければ、かなえられるかどうかわからないではないか。頼んでみれば、可能な時に人々が便宜をはかってくれるかもしれない。協力を請い、何をしてほしいか言えばいい。その際、あなたの人生について一から語る必要はない。たとえば「特別なダイエットをしているから、協力してほしいんだ」という漢字だ。助けを求めることは、変革に近づくための最も強力なツールだ
| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2 | 3 | ||||
| 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
| 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 |
| 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 |
| 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |